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引きこもりになった原因は、親にある?引きこもりになりやすい人の特徴と対策

社会福祉士のジョジョです。世間では8050問題など、中高年の引きこもりやニートの長期化、高齢化が話題になっています。最近では、内閣府の調査によって100万人を超える引きこもりが全国にいる可能性があるという調査結果も発表されました。

高齢化社会の加速により、社会とつながりを持てない人達が増加していく可能性は大いにあるといえます。一体引きこもりの原因は何なのか。

統計データも含め、数々の事例から引きこもりの原因を調べてみました。

◆目次
1.引きこもりになった原因は、親にある?引きこもる心理となりやすい人の特徴とは?
2.統計からみる引きこもりの原因とは
3.引きこもりになりやすい人の特徴は?
4.引きこもりは親のせいなのか
5.引きこもり問題解決のために行われている対策は?
6.終わりに

引きこもりになった原因は、親にある?引きこもる心理となりやすい人の特徴とは?

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引きこもりは、当事者はもちろんですが、その家庭にとっても深刻な問題です。40代、50代と高齢の引きこもりは、親亡きあとにどうすごすのか。子供が引きこもりになってしまったのは親である自分の育て方のせいなのかと悩んでいる方もいるでしょう。

引きこもり100万人自体の到来ー。これまで若年層をターゲットに行われていた引きこもり調査ですが、2018年度に初めて、40歳~69歳を対象にした引きこもり調査が行われた結果、中高年引きこもりの人数は実に61万人と推計され、15~39歳の引きこもりの推計である54万人を上回る結果となりました。

合わせて、100万人を超える引きこもりが、この日本には存在することになります。また、ひきこもりの期間は7年以上が半数を占め、引きこもりの長期化、そして高齢化が進んでいるという姿が浮き彫りになりました。

引きこもりの定義は

引きこもりの定義は、厚生労働省により、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」と説明されています。

現在、日本には100万人以上、小規模の都市がまるまる収まるほどの引きこもりが存在していると推計されています。

引きこもり人数を徹底調査!100万人の男女比から都道府県別データまで

統計からみる引きこもりの原因とは

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では、引きこもりとなってしまった人達は、なぜ引きこもることになったのか。引きこもりになった原因をみてみましょう。

まずは平成30年の内閣府の生活状況に関する調査から調べてみました。
調査結果は、画像のようになっています。

出典”内閣府の生活状況に関する調査”

主要な原因の割合は上から順に、退職したこと(36%)、人間関係が上手くいかなかったこと(21%)、病気(21%)、職場になじめなかったこと(19%)、その他(14%)、特になし(8%)、不登校(8%)、就職活動がうまくいかなかった(7%)となっています。

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続いて、満15歳~39歳を対象に行われた、平成27年に行われた内閣府の生活状況に関する調査の結果も見てみましょう。

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出典”内閣府の生活状況に関する調査”

主要な原因の割合は上から順に、その他(30%)、不登校(18%)、職場になじめなかった(18%)、就職活動がうまくいかなかった(16%)、人間関係が上手くいかなかった(16%)、病気(14%)となっています。

社会にでてからの失敗が引きこもりにつながっている

それぞれの年代を比較すると、社会人になり仕事が原因で引きこもりになる方の割合が高いことがうかがえます。平成30年度の調査では、約6割、そして、平成27年度の調査では、3割。また人間関係と病気が各1割となっています。

また、平成30年度の調査では不登校は8%ですが、平成27年度の調査では16%となっています。いずれの年代でも、学校や会社など、社会での役割を果たすことができず、その結果引きこもりとなっている方が多いといえるでしょう。

また、引きこもりの方は精神的に安定を失っている可能性があります。同調査においては、実に5割以上の方が、精神が安定していないと答えています。

出典”内閣府の生活状況に関する調査”

うつ病や発達障害、統合失調症など、なんらかの精神疾患を持っていることで、社会に適応できず引きこもりになってしまった。または、引きこもりになったことで、精神的に不安定になってしまった。ということも考えられます。

引きこもりになりやすい人の特徴は?

では、引きこもりになりやすい人とはどんな人なのか。引きこもりになりやすい人は特に人間関係が苦手、また自己肯定感が低い人がなりやすい可能性があります。

落ち込みやすい

自分の欠点や間違いの指摘に動揺する人は、引きこもりの人の方が10%割合が高くなっています。気分転換が苦手で、気分が落ち込みやすいタイプといえるでしょう。

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自己肯定感が低い

自分が馬鹿にされてしまうんじゃないか、軽く扱われるのではないかという人は20%ほど引きこもりの人の割合が高くなっています。自己肯定感が低く、自分に自信がない傾向があります。

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人付き合いが苦手

人付き合いが不器用だと思う人の割合は、一般の人と比べて20%ほど高くなっています。人との関り方に悩んでいる方が多いといえます。

周りに相談ができない

問題が起こったときにどうするべきかわからない、と感じている人は、一般の人の約2倍です。引きこもりになりやすい人は、周りに相談ができず、自分一人で抱え込んでしまいやすい人が多いといえるでしょう。

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統計からみるかぎり、引きこもりになりやすい人は総じて人付き合いが苦手だったり、自己肯定感が低く、人生のちょっとした失敗をひきずったり、人の中にうまく溶け込んでいくことを困難に感じていることがうかがえます。

引きこもりは親のせいなのか

また、引きこもりになってしまう原因は親である自分にある。そんな風に考えている当事者のご家族もいることでしょう。
確かに、家庭環境は引きこもりと密接な関係があります。引きこもりの方にインタビューを行うと、親との関係がうまくいっていなかったという方は少なくありません。

自らの“生きづらさの理由”を探し求め心理学などの本を読みあさるなかでたどり着いたのが、『自分と母親との関係』でした。母親について、「とにかく自分が正しいから自分の思うように子育てをしたい」と当時の印象を語った林さん。長女である林さんに対しては特に一切自己主張を認めてはくれなかったと振り返ります。

出典”www3.nhk.or.jp”

指示的だったり、多くを求めすぎるなど、子供に対して支配的な態度が多い場合は、引きこもりを引き起こす原因になっている可能性があります。

また、内閣府の生活状況に関する調査では、引きこもりとそうでない人とを比べると、家族の暖かについて、2倍以上の差があります。

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「私の家族は温かい」をあげた者の割合は広義のひきこもり群で 31.9%、広義のひきこもり群以外で 61.8%

出典”内閣府の生活状況に関する調査”

また、逆に子供家庭内暴力で悩んでいる、という親の方もいらっしゃることでしょう。2019年には、引きこもりの息子の家庭内暴力により、親が子供を殺害する、という事件も起きています。

しかし、大切なことは引きこもりの犯人探しではなく状態からの脱出です。自責の念にかられたり、犯人探しをするより、できるだけ早く外部の機関に相談することが大切です。

長期化、高齢化が進む引きこもり

引きこもり、という現象は、本人が苦しいということだけでなく、社会的にみても、労働や様々な面で社会的な損失を引き起こしているともいえます。

また、近年では日本全体の高齢化に相まって、引きこもりの長期化、高齢化が大きな問題となっています。

引きこもりはまず本人と家族を分断し、そして次に家族と社会が分断されるという構造になっています。そのため、引きこもりは長期化し、外部からの介入がないかぎり、膠着状態が続くといわれています。

KHJ全国ひきこもり家族会連合の調査では、引きこもりの平均期間は10.8年間で、調査対象の16%は20年以上に及んでおり、また40歳以上の引きこもりは16万人と推計されています。

ひきこもりの居場所に関する実態調査報告書

引きこもりの多くは、生活を家族の収入に依存しており、引きこもり期間が長期化し、また本人が高齢化していくことで、親が亡くなった後にも社会に出ることができず、結果としてホームレスになってしまう、というケースもあります。

【親子の孤立、共倒れ】迫りくる8050問題の原因と解決策を解説

その分の税金は社会全体で負担することとなり、また本人も貴重な人生を社会との関りがないままに過ごしていくことになります。

引きこもりを関係ないと無関心でいることは、本人や家族、そして社会全体にとって、大きなマイナス要因であるといえます。

引きこもり問題解決のために行われている対策は?

引きこもり、ひいては引きこもりの長期化がもたらす8050問題は、高齢化社会にはいり先細りしていく日本の財政事情をますます圧迫していく可能性もあり、政府も本腰を入れて対策に取り組んでいます。

引きこもり対策推進事業

政府では、厚生労働省により、平成21年度から、引きこもり対策推進事業が行われています。引きこもり対策推進事業では、ひきこもり地域支援センターを都道府県、および指定の市に設置し、引きこもりや家族の相談から、関係機関との連携を一環して行っています。

引きこもり対策推進事業(厚生労働省)

また、引きこもりサポーターによりピアサポート、生活困窮者への自立支援など、積極的に取り組んでいます。

引きこもりのことを相談したいと思った家族、本人は、まず各地域の引きこもり地域支援センターへ連絡をしてみるといいでしょう。

【始めてでも安心】東京都の引きこもり相談窓口10選

終わりに

今日は引きこもりについて簡単に解説しました。引きこもりについて考えること、それは私達社会のゆがみを考える行為ではないかと私は考えています。

引きこもりた人達は、自分から望んでそうなったわけではありません。社会が彼らを家の中に閉じ込めているんだ、と私は考えています。

この記事をきっかけに引きこもりに関心を持ってくれる方がいたら嬉しいです。

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