こんにちは、産業カウンセラーのジョジョです。私は今ココトモハウスというコミニティスペースを運営していますが、家にも学校にも居場所を失くしてしまった。そんな中学生、高校生の方の話をよく聞きます。
行動範囲が限られる中学生、高校生にとって、家にも学校にも居場所がないというのは、この世界に居場所がないと感じられるくらい辛いことだと思います。
今日はそんな中学生、高校生の方のために、居場所を見つけていくための方法を書いてみたいと思います。
家にも学校にも・・、居場所を失くした中学生、高校生へ【居場所の見つけ方】
僕自身、大学自体に不登校になったことがあります。大学で不登校というとおかしいかもしれませんが、とにかく僕には、この学校には自分の居場所がないんだと思っていました。
皆さんも、色々なことをきっかけに、自分には学校に居場所がないと感じているのだと思います。
部活や人間関係、勉強などのつまづきが多い3>
学校で居場所がないと感じてしまう人は、部活や人間関係、勉強についていけないことに悩んでいる人が多いです。
例えば、部活で友達とうまくいかなかったり、顧問の先生と合わなかったり、勉強についていけなかったり、クラスでいじめられたり・・・・。
そして、もしかしたら、あなたはそんな自分を、自分にどこか悪いところがあるんじゃないかと責めてしまうかもしれません。
学生なんだから、部活も勉強も頑張って、友達とも仲良くやらなきゃいけないのに、
うまくできない自分が悪い。私も、きちんと学生の役割を演じることができない自分をとても責めていました。
もし、今同じように自分を責めてしまっている人がいたら、私は言いたいです。”悪いのはあなたじゃない”と。ただでさえ、学校に居場所がなく辛い思いをしているあなたが、さらに自分を責める必要はありません。
あなたが学校生活を楽しめないことの責任はあなたにはありません。学校という場所を楽しくするのは、学校の責任だと僕は思っています。
あなたは特別ではありません。日本には不登校の子供が15万人以上います。
(文部科学省-平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について)
もしあなたが学校に居場所がないと感じたとしても、それはおかしなことではないのです。
学校に居場所がなくなると、家庭にも居場所がなくなる
学校に居場所がなくなると、家庭にも居場所がなくなっていきます。
学校にいけないと感じるほとんどの人が、親に悪いと思ったり、また逆に親から学校にいかないことを責められたりといった経験をしています。
また、元から家庭環境が悪く、もう一つの居場所であるはずの家庭が居場所にならない、という人もいます。
一番の味方であってほしいはずの家族が、受け入れてくれないのは辛いですよね。
僕も、大学時代不登校になったとき、親には理解されず、まさしく学校にも家庭にも、居場所をなくしていました。
あなただけの居場所を見つけよう
学校や家庭でうまくいっていない人は、なんとか学校や家庭で自分の居場所をみつけようと頑張ってしまうかもしれません。
僕もとにかく学校にいけない自分はダメだ、と思って頑張ろうとしたり、親には学校にいっているふりをしようと、学校にいかないのに朝早く出かけたりしていました。
でも、それは結果として自分を苦しめただけでした。
学校や家庭以外の居場所を探そう
大学にいけなかった僕でしたが、バイトはとても楽しくやっていました。バイト仲間としょっちゅう遊びにいって、15年たったいまでも交流が続いています。
もしもあなたが学校や家庭に居場所がないと感じているなら、無理にそこにこだわる必要はありません。学校や家庭ではなく、自分で選んだ場所を居場所にすればいいと僕は思っています。
いまだったら、ネットを使ってコミニティを探すことも簡単です。僕がしていたアルバイトでもいいですし、趣味のイベントに参加してもいい、ボランティアでも、なんでもいいのです。
居場所がない、と感じた時、自分が悪いと考えてしまう人がほとんどだと思います。でももう一度伝えておきます。”あなたは決して悪くない”。
居場所がないのは、ただその場所が合わなかったというだけなんです。無理にそこで頑張る必要はまったくなく、そこから逃げてもいい。居場所がないと思ったら、自分で居場所と思える場所を探せばいいんです。
もし、今苦しんでいるあなたがいるなら、自分をせめず、あなただけの居場所を探してみ下さい。