僕達はなんとなく寂しいから、みんなでバスに乗った。

Rizでの営業もあと1回。今回も8名の予約がすぐに埋まって、沢山の人が来てくれた。

その日もいつもと同じように、みんなと色んな話をした。

最近あった事や、日々思っていること。もう何位回目かもわからない自己紹介をして、
いつも通りに時間が過ぎていったんだ。

そして営業終了後、退去のために荷物を詰めた。たったの段ボール3つ。
でもそのなかには、たくさんの、本当にたくさんの思い出が詰まってるんだ。

それから、その日手伝いに来てくれたスタッフと一緒に荷物を運んだ。
「タクシーで運んじゃうから、みんな先にいってて。」といったのに、なぜかみんな
待っていて、ダンボール3つしかないのに、10人で運んだ。

利用者さんが貸してくれた空き部屋に、ぽつんと3つ、段ボールをおいた。

部屋をでて、駅まで歩きながら、僕はぼくの一部を、おいていったような気がした。

「いつかまたみんなで、この荷物を運び出そう。」

そう思ったら、寂しい気持ちが消えていった。

来週はRizでの最終日です。でもココトモハウスは続いていきます。

いつも、あなたのそばに。

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