hspの方で、トラウマに悩んでいる方は多いです。繊細すぎるゆえに、人より傷つきやすく、普通の人ではなんでもないことがトラウマとなってフラッシュバックしてしまったり。
特に落ち込んでいる時は、何もしないのに涙がでてくる、そんなhspさんの話を聞いたりもします。今日はそんなhspさんに向けて、トラウマの克服方法をお伝えします。
トラウマに悩むhspさんに向けた克服方法
そもそも、トラウマとはいったい何なのか、簡単に説明しておきます。トラウマは、日本語では心的外傷と呼ばれています。災害や性的被害、暴力など、強い外的要因によって、文字通り心が傷を負うことですね。
トラウマは、単なる悩みではなく、長い間自分に影響を及ぼします。例えば、地震で被害を受けた方であれば、
電車の揺れが怖かったり、性的被害であれば異性が怖くて関われないなど。
繊細なhspさんは、トラウマを抱えやすい気質ともいえます。
hspさんのためのお勧めのトラウマ克服方法5選
もし、そんなトラウマを抱えてしまったら、どうすればいいのでしょうiか。hspさんのためのお勧めのトラウマ克服方法をまとめました。
カウンセリング
トラウマとは、心に傷がついた状態です。心の傷は、身体の傷と違い、絆創膏をはったり、手術をして直すということは当たり前ですができません。
心の傷には心を向き合わせ直していくのが一番です。カウンセリングはトラウマを癒すためにとても有効な方法です。デメリットとしては、お金がかかってしまうという点ですが、今はオンラインなどでも安価なカウンセリングもあります。
まず初めに試してもらいたいことの一つです。
オンラインカウンセリングおすすめ4選|料金・注意点を細かく紹介
フラッシュバックが起きる状況をさける
トラウマは、何かがきっかけになって起こることが多いです。災害であればそれに近い状況が起こった時だったり、暴力だったら映画の暴力シーンなど。
トラウマを持っていて辛いという場合は、まずできるだけフラッシュバックが起こりやすい状況をさけるように意識しましょう。また、予期せずフラッシュバックが起こった時は、その状況をメモして、同じ状況を避けます。
トラウマは無意識で起こるため、思わぬことがトリガーになっている場合があります。
楽しい記憶を重ねる
トラウマとは脳の記憶がもたらしているものです。通常であれば人の記憶はだんだんと薄れていきます。しかし、トラウマはとても強い記憶として残っているため、なかなか忘れることができません。そんな時は少し刺激の柔らかいもので記憶を上書きしてみることもお勧めです。
例えば、東北大震災で津波がトラウマになってしまった子供に、海をイメージした遊びを行ったことがあります。そういった形で、トラウマになった記憶を楽しい記憶で上書きしてみることは有効な手段です。
深呼吸をする
こちらは対処療法とはなりますが、シンプルかつとても有効な克服方法です。トラウマを思い出すことで、身体的には脈が速くなり、呼吸が荒くなるという身体的な症状が現れます。
この身体症状を抑えるようにすることで、トラウマへの恐怖も和らぎます。10秒かけて長く息をすい、倍の20秒ちかくかけて息を吐くといった深い呼吸をしてみましょう。心が落ち着きます。
催眠療法
催眠療法は深層心理に直接働きかけるため、トラウマへの治療法としてとても有効です。心理学の創始者ともいわれるフロイトも、トラウマ克服のために催眠療法を用いていました。
催眠療法というとどうしても怪しいイメージがあるかもしれませんが、れっきとした治療法の一つです。どうしてもトラウマが忘れられず辛いという方は、ぜひ一度催眠療法を試してみてください。
終わりに
今日はhspさんのためにトラウマの克服方法を紹介しました。hspさんはトラウマを持ちやすく困っている方も多いと思いますが、ぜひ記事を参考にトラウマと向き合っていただけたらと思います。