- ◆目次
- 1.【自分が悪い!?】引きこもり・ニートになりやすい人の特徴とは?【親の性格は?】
2.引きこもりになりやすい人の性格9選
3.引きこもりになると性格は変わる?
4.引きこもりになる子供の親には特徴がある?
5.引きこもりになってしまった時にできること
6.終わりに
社会福祉士のジョジョです。引きこもりには様々な原因がありますが、自分の性格が関係しているのかなど、悩んでいる方も多いと思います。また、親御さんの中には、もしかしたら自分のせいかも、と感じている方もいらっしゃるおとでしょう。
今日はそんな引きこもりの性格や特徴、また自分を変えたいと思う方のための改善方法や、引きこもりと親の関係をまとめました。
記事を読んで、少しでも心が軽くなるようにお助けできれば幸いです。
【自分が悪い!?】引きこもり・ニートになりやすい人の特徴とは?【親の性格は?】
引きこもりの方には人間関係で悩んでいたり、自分の居場所を見つけられないという方が多くいます。そんな自分を責め、引きこもりになったのは自分の性格が悪いからだと考える方もいるようです。
様々な調査から引きこもりになりやすい性格の特徴があることはうかがえますが、しかしそれは本人が悪いということではなく、環境への適応の問題です。自分を責めず、客観的にとらえる視点をもちましょう。
引きこもりになりやすい人の性格9選
引きこもりになりやすい人の性格には一定の傾向があります。自分に当てはまるものがないかなど、参考にしてみてください。
1.人目を気にする
人目を気にする方は、相手を気にしてストレスを感じてしまったり、また深読みしすぎて人間関係がうまくいかないなどの状況に陥りやすく、社会への適応が難しい傾向があります。
仕事をしていても、上司や同僚の目が気になる。人より過剰に反応してしまう、ということに心当たりがある場合は、気にしやすい性格という自分を認識しておくよう注意しましょう。
2.内向的
引きこもりになる方には内向的な性格で、人と関わることが苦手なタイプの方が多いです。
中には、対人恐怖症になっている方もいます。一人でいることが好きだったり、大人数の場が苦手など、自分の世界の中で安心する人は、引きこもりになりやすい要素を持っています。
3.自己肯定感が低い
引きこもりの方は、何事も自信がなく、自己肯定感が低いという方が多いです。特に、引きこもりの原因としていじめや不登校もよくある原因一つです。
または、いじめなどをきっかけに自己肯定感が下がってしまっている、という方もいます。自分はネガティブに考えすぎではないか、そんな疑問を持つ視点を大事にしましょう。
4.プライドが高い
実は、引きこもりの方にはプライドが高すぎるために現実を受け入れられない。という方もいます。就職活動での失敗などをプライドが高いために長く引きずってしまったり、自分の現状と理想とのギャップに苦しめられている人もいます。
自覚がある場合は、まず小さなことでもコツコツと積み重ねていくことを大事にしましょう。
5.繊細
引きこもりの人は、心が繊細な人が多いといわれています。ちょっとしたことで傷ついたり、また相手はふざけていたつもりだったのに本気に受け止めてしまう。
周りの人に凄く気をつかうなど、細やかな神経をもっている人は、社会のちょっとした段差でのつまづきにもダメージを受けやすく、引きこもりになりやすいといえます。
6.応用力がない
引きこもりの方は、環境の変化が苦手な方が多いです。転校や転職、職場の部署移動など、慣れ親しんだ環境からの変化をきっかけに、対人関係でつまづいたり、居場所をなくしてしまい、引きこもりになってしまうという方は珍しくありません。
自覚がある方は、できるだけ自分の環境に注意を向けるようにしましょう。
7.悩みを相談できない
普通の人なら、親や友人などに相談できることも、吐き出せずに抱え込んでしまう。引きこもりにはそんな方が多い傾向があります。結果として、引きこもりが長期化したり、または職場などで孤立してしまうなど、心を打ち明けられない性格が引きこもりを招く可能性があります。
何事も相談してみる、そんなマインドを持つとよいでしょう。
8.優しい
引きこもりの人は、人との争いが嫌いな優しい人が多いです。現代は競争社会です。特に仕事では、人との競争を求められたり、相手を出し抜くことを求められる場面も多いです。
そういった競争が苦手で、相手を思いやる気持ちを持つ方は、その優しさから生きづらさを抱えてしまい、引きこもりになってしまう可能性が高いのです。
競争が苦手、という方は、いろいろな選択肢を自分に用意するとよいでしょう。
9.真面目
物事を真面目に考えすぎる、という方も引きこもりになりやすいです。一度学校を休んでしまったことが重荷になってしまったり、ちゃんと生きなきゃ、というプレッシャーを感じたり、普通の人より極端に真面目に考えすぎてしまうため、ストレスを溜めやすい傾向があります。
心当たりがある場合は、少し肩の力を抜いて、7割くらいの自分でいることを心掛けるといいでしょう。
引きこもりになると性格は変わる?
引きこもりと性格の関係については、引きこもりになることで、もともとあった性格が変わるということもあります。
きっかけは日々ノルマに追われた仕事をしており、プレッシャーと休日出勤や睡眠不足によりうつ病となりました。仕事は辞めたいと言ってから1年後にやっと退職出来ましたが、その時には「もう誰とも話したくない」です。
うつ病というのはただ、病んでるだけではありません。私が最も悩んでいるのは身体の倦怠感です。
家事がやれるなら、とっくに仕事を探しています。私の場合、家族とは話しますが出来れば話したくないという感じです。
家庭のせいだとは思いません。元々自他共に認める根明キャラだったので、自分が引きこもるとは思いもしませんでした。
引きこもりになることで、性格が暗くなったり、また自信を無くしたり、内向的になったり、または物事を他人のせいにしがちになるなど、それまでの自分にはない変化が起こることがあります。
ただし、それを性格が悪くなったなどネガティブに考えないようにしましょう。引きこもり状態になれば、普通の考えを持つことが難しくなることは当然です。
逆にいえば、引きこもり状態からの回復によって、また良い変化が起こっていくことも考えられます。
引きこもり・ニートになる子供の親には特徴がある?
引きこもりやニートになるかどうかについて、家庭環境はとても密接な関係があります。特にひきこもりになった方には、毒親に育てられたり、親の性格が悪かったことが影響している、という方も多くいます。
自らの“生きづらさの理由”を探し求め心理学などの本を読みあさるなかでたどり着いたのが、『自分と母親との関係』でした。母親について、「とにかく自分が正しいから自分の思うように子育てをしたい」と当時の印象を語った林さん。長女である林さんに対しては特に一切自己主張を認めてはくれなかったと振り返ります。
指示的だったり、多くを求めすぎるなど、子供に対して支配的な態度が多い場合は、
引きこもりを引き起こす原因になっている可能性があります。
また、一度引きこもりやニート状態になった家庭では、なかなかそのことを相談できずに、追い込まれてしまうことも少なくありません。
しかし、引きこもりやニートになってしまうことのすべてが親御さんのせいだというわけではもちろんありません。引きこもりには、本人の気質や環境など様々な要素が関わりあっています。子供が引きこもりになったからといって、自分を責めすぎないようにしましょう。
引きこもりになってしまったら!?
では、もし自分が引きこもりになってしまったり、家族が引きこもりになってしまったら、私達はどうすればいいのでしょうか。
引きこもりになってしまった時に、きっと多くの人は自分が悪いのかな、とかご家族の方も自分の接し方が悪いのかな。などと考えるかもしれません。
しかし、引きこもりは誰にでも起こりえることです。引きこもりになってしまった当事者や家族が悪いというわけではありません。
大事なことは遠慮なく周りに頼ることです。悲しいことに、引きこもりになってしまったことを相談できないばっかりに、事件を起こしてしまったり、長期引きこもりから抜け出せなくなってしまう、という方が多くいます。
しかし、時には周りに甘えることが、結果として早期回復につながり、社会の一員として活躍できる日も近づきます。もしも引きこもりになってしまったら、勇気を出して周りの方にも相談をしてみるとよいでしょう。
今は引きこもりの親の会や、当事者会も盛んに行われています。どうか家庭内だけで抱え込んでしまわず、積極的に外に助けを求めましょう。
【始めてでも安心】東京都で引きこもり・ニートの相談が出来る場所10選【家族も頼れる相談所】
終わりに
本日は、引きこもりと性格について書いてみました。引きこもりになりやすい性格は確かにありますが、それだけにとらわれる必要はありません。
どういったことがあろうと、自分の人生をしっかりと生きることを大切にしましょう!