hspの方は疲れやすい面が多く、肉体的に楽な事務職をやりたいという方も多いと思います。しかし、hspは事務職に向いてないのでは?という意見も多くみられます。
産業カウンセラーで多くのhspの方から相談を受けてきた私が、hspは事務職に向いているのか、それとも向いてないのか。
また、どうすればストレスなく働くことが出来るのか、本当のところを解説します。
本当にhspは事務職に向いてないのか?その疑問に答えます。
hspにとって、仕事探しは悩みの種の一つです。大量消費社会である現代は、仕事においても、大量の仕事を納期までにこなさなくてはいけないなど、hspとは相性が悪い傾向があります。
ただ、結論からいえば、どんな職種でも環境によっては良くなることもあれば、悪くなることもあります。
事務職も同じで、向いてるかどうかは環境で決まります。
hspに向いていない事務職
まずhspの方には向いていない事務職について解説します。
受付け
事務の中でも、受付業務が含まれるものは避けましょう。受付け業務がはいる事務は、クレームでメンタルがやられてしまう可能性が非常に高いです。
具体的には、銀行の窓口など、接客が含まれる事務は避けるべきです。
マルチタスクが求められる
物事に対して、普通の人よりも思考が深いhspは、とにかくマルチタスクが苦手です。複数の業務の同時進行が必要な事務職は避けた方がいいでしょう。
秘書だったり、営業事務などは仕事が同時進行になりがちなため避けましょう。
業務の種類が多い
とくに小さい会社に多いのですが、事務が経理や総務まで一貫してこなすような、任される仕事の業務が広い職場はhspには向いてないです。
出来るだけ一つの仕事に絞った方が良く、結果として、ある程度規模が大きく、事務といってもしっかり仕事が分かれている職場の方がいいです。
hspに向いている事務職
では、どんな環境がhspが事務職をするうえで向いているのかをお答えします。
ルーチンワーク
事務職といっても、仕事内容がよく変わるような職場はhspには向いていないでしょう。
変化に弱いhspには、毎日決まった業務をこなす事務職が向いています。
仕事が少ない自治体の地方公務員だったり、公的機関の受付などの事務は向いています。
マニュアルが整備されている
事務職でもマニュアルがしっかりと整備されており、マニュアル通りにこなせばオーケーという仕事は、hspの方に向いています。
微妙な違いに敏感なため、書類の間違いを発見するなどの仕事で高い能力を発揮できます。逆に、事務といっても個人の裁量が求められる職場は向いてないです。
電話が少ない
電話対応がストレス、という方は、hspでなくとも多いと思いますが、hspの方にとっては、普通の人のストレスというレベルを超えてきつくなります。
電話対応が少ない事務職の方がhspには向いているでしょう。具体的にはOA事務、データ入力など、社内の書類作成中心の事務は、電話対応が少ないです。
むいている求人を探すには
では、hspに向いている事務職を、実際にどう探していけばいいのでしょうか。これはとても簡単で、例えば「マニュアル完備の事務」や、「事務職 電話対応無し」というキーワードで探せば簡単に見つけることができます。
事務職の幅は広いことをしっておこう
ひとくちに事務といっても、様々な種類があります。書類を扱ったり、電話対応などがメインとなり、体力の消耗は抑えられますが、場合によってはストレスがかかりやすくなります。
事務職といっても、ベストな環境が大事だということを覚えておきましょう。