hspは繊細なため疲れやすいです。そのため、普通の人より睡眠時間が長くなりやすく、また眠ってもすっきり疲れが取れないことがあります。特に、繊細だけど活発で外交的なhss型hspさんは、活動にエネルギーを使うため、睡眠が足りない傾向があるようです。
今日はそんなhspさんのために、短い睡眠ですっきりする方法をお伝えします。
HSPはロングスリーパーになりがち!?短時間の睡眠ですっきりする方法をお伝えします。
hspは、慢性的に睡眠時間が長い状態、いわゆるロングスリーパーになりがちで、寝すぎてどうしても一日に活動できる時間が短くなってしまったり、眠りすぎてかえって疲れが取れないということがあります。
直そうと思っても、習慣的に睡眠時間が長くなってしまって、なかなか直せないという方も多いことでしょう。でも安心してください。その問題は多くの方が感じており、そして解決方法も色々な人が示しています。
睡眠のメカニズム
睡眠の仕組みを知っておこう!!
そもそも、睡眠は体内のどういった仕組みが作用しているのでしょうか。人が眠くなるのは、睡眠物質によるためです。起きていればいるほど、睡眠物質と呼ばれる成分が溜まっていき睡眠欲求は高まります。反対に、睡眠物質は寝ることで減少します。
また、睡眠物質の他に覚醒欲求が脳には起こっています。覚醒欲求は体内時計に従って増減します。一般的には寝る数時間前に最も増加し、就寝時間が近づくと減少するといった特徴があります。
hspが眠くなってしまう理由は!?
hspの人にとって、睡眠は本当に大事。しかし、なぜ自分だけ普通の人に比べて眠くなってしまうのか。もしかしたら自分は睡眠障害なのか。本当はもっと元気に活動したいのに。。と思っている人もいらっしゃることでしょう。
hspが眠くなってしまう理由は、脳が疲れやすく、睡眠物質が溜まりやすくなっている可能性が考えられます。hspはその気質から、現代社会の暮らしにうまく適応できず、過剰に脳が動いており、疲労が蓄積しやすい状態にあるといえるでしょう。
HSPは本当によく寝ているのか?調査結果
では、HSPの人は実際、本当によく寝ているのでしょうか!?今回は、HSPである方30人を対象に、調査を行ってみました。
HSPである方ということを条件に性別や年齢は無作為に調査を行った結果、なんと10時間以上寝ている人が12人ということで、HSPは良く寝ることを証明する結果となりました。
hspがいい睡眠を取るための対策は?
ではHSPさんはやっぱり眠くなりやすいために、日中の活動を諦めなくてはいけないのかというと、そんなことはありません。hspさんの特性に合わせて、ぐっすりと良質な睡眠をとり、一日を元気よく活動するためのコツを紹介します。
寝る前にリラックスタイムを
hspは心が疲れやすいため、そのまま眠りについても、その日気になったことが深層心理に引っかかったり、すっきり寝れない場合があります。
そのための対策として、寝る前にリラックスタイムを設けることが重要です。静かに音楽を聴いたり、瞑想をしてみるなど、寝る前に脳がリラックスできる時間を取りましょう。また、就寝前は人は体温があがる習性があります。できるだけ暖かくして過ごすようにしましょう。
刺激物はさける
hspは五感がとても敏感です。そのため寝る前に刺激物をとったりすると、神経がざわついて眠れなくなってしまいます。敏感な人は寝る5~6時間前からカフェインなどの刺激物を避けた方がいいという結果がでています。またニコチンも睡眠を阻害するので、喫煙も控えましょう。
ホットミルクを飲むなど、身体を落ち着かせる飲みものを飲んであげると良いです。
朝日をあびる
これはhspに限らずですが、朝日をあびることで、人間を元気にし、体内リズムを作ってくれるセロトニンを作り出してくれます。起きたらまずは窓に向かい、朝日を浴びながら伸びでもしましょう。
目覚めもスッキリ、また、体内リズムを整えるメラトニンの分泌が促進され、日々の睡眠リズムがととのいますよ!
寝具は柔らかいものを
寝具はできるだけ柔らかいものを使いましょう。五感が優れているhspは、固い寝具だと眠りにつきづらいです。枕や敷布団など、自分の体にあっているかを見直してみることが大事です。
特に枕はとても大事です。毎日使うものだと思って、しっかりとしたものを買うようにしましょう。
布団派?ベッド派?心地良い眠りを作る「自分に合った」寝具選びレッスン
決まった時間に起きる
hspは一度生活リズムを崩すと、戻すのにとてもエネルギーを使います。普通の人より、様々なところで気をつかいやすいため、元から人より体力がないところ、生活リズムが崩れるとなかなか元に戻りません。
疲れたから明日は遅く起きよう、そんな風に考えるより、いつもの時間に合わせて起きた方が疲れはすくなくなります。
昼寝を習慣に取り入れよう
仕事をしていると難しいところもあるかもしれませんが、昼寝を習慣に取り入れるようにしましょう。仕事中なら昼休みの15分でも結構です。昼寝をすることで、夜の睡眠を短くできますよ。
長く寝すぎると、かえって夜寝れなくなるので、あくまで15分から20分程度に収めるのがコツです。
間接照明を多めに
実は意外と照明は大事です。特にhspは刺激への感受性が高く、寝る前に明るい光を浴びすぎると、うまく体がリラックスモードに入りません。寝る前は間接照明だけにするなど、光からの刺激をさけるといいでしょう。
動画なども寝る1時間前は控えた方が賢明です。
サプリメント
色々環境を整えてみたけれど、やっぱり寝れない。そんな時はサプリメントをとってみるのもお勧めです。サプリメントは睡眠薬と違い、自然な栄養素を集めたものですので、安全に使用することができます。
なんとなく怖いイメージがあるかと思いますが、海外では、サプリメントは非常に効果的に使われています。
まとめ
hspはとにかく自分にとって居心地がいい環境を作ることが大切です。できるだけ自分の体に優しい環境作りを心掛けてくださいね!
記事を参考に、いい睡眠をとって活力ある毎日を過ごしていただければ幸いです。