【あなたは何も悪くない】すぐ泣いてしまうhspさんに伝えたいこと

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いわゆる繊細すぎる気質をもつhspの中には、自分の意志とは関係なく涙がでてしまったり、他の人よりも過剰に涙もろかったりと、お困りの方も多いのではないでしょうか。

職場で泣いてしまったり、友達と話していて涙してしまって、周りに引かれてしまったという経験があるという方に多くお会いします。

今日は産業カウンセラーの私が、そんなhspのために、すぐ泣いてしまう理由や対処法をお伝えします。

【あなたは何も悪くない】すぐ泣いてしまうhspさんに伝えたいこと

自分一人で泣く分には全く問題ないのですが、やはり大衆の前で泣いてしまうということは、大人の場合は困ってしまうことがありますよね。

時には、そんな自分の弱さを責めてきたという方もいると思います。しかし、それはあなただけの問題ではなく、多くのhspさんに共通の悩みだったのです。

hspがすぐ泣いてしまう原因とは?

実は、人間が感情的に泣いてしまうメカニズムというのは、いまだに解明されていません。目が乾いて涙を流したりということは動物にも見られますが、感情のたかぶりによって泣くという行為は人間だけがもつ機能といわれています。

わかっていることは、泣いてしまう原因=感情の閾値が一定値を超えた時ということだけです。

感情の振れ幅が大きいため、hspは涙もろい

感情の閾値が一定値を超えることで、人が泣くのだということを考えると、繊細であり感情が揺れ動きやすいhspがすぐ泣いてしまうということは当然といえるでしょう。

人口の6%しかいないと言われているhspは、普通の人ではなんでもないことでも、本人の意思とは無関係に、より深いレベルでインプットされていきます。

職場で集団で怒られている時など、自分だけ涙がでてしまっていたたまれなくなったり、普通に会話をしているはずなのに、なぜか涙がでてきたりと、そういった状況が生まれてくるのは、それだけ傷つきやすかったり、感情の振れ幅が普通の人より大きいために起こることだといえるでしょう。

泣くという行為は、大人の世界では恥ずかしくみられがちですよね。泣いていると「そんなことで泣くな!」と言われたり。。これも無理解から起こることなのですが、あなたは全く悪くありません。あなたが弱いのではなく、身体のメカニズムがそうなっているだけなのです。

すぐ泣いてしまう時の対処法

仮に自分が悪くなくても、泣いてしまうことで困ることはあります。そんな時のために、対処方法をお伝えします。

呼吸を整える

人が感情的になって涙を流すとき、身体に起こっていることとして呼吸が乱れているというサインが見られます。泣くことで嗚咽した経験は誰にでもあると思いますが、泣くという行為は呼吸とセットになっているのですね。

そのため、呼吸を整えることで泣くという行為を抑える効果があります。泣きそう、と感じたらまずゆっくりと深呼吸をして、呼吸を整えるといいでしょう。

意識を他に向ける

泣くことは感情が揺さぶられることで起こります。つまり、泣くという現象を回避するためには、感情が揺さぶられなければいいのです。もし、自分でもこれは泣いてしまいそう、と思ったら、あえて意識を他のことに向けてみましょう。

今晩の夕食のことを考えてみたり、楽しいことを考えたり、頭の中を別の感情に向けることで、感情の高ぶりを抑えることができます。

泣きやすい体質を伝える

こちらは泣いてしまった後の善後策になってしまうのですが、相手にショックを与えないために、すぐに泣いてしまう体質なんです、ということを伝えるのも一つの手です。自分がどうしても泣きやすい体質であることを伝えることで、相手の負の反応を抑えられます。

始めから理解がある人ならいいのですが、そうでない場合の善後策として有効です。

まとめ

さて、本日はすぐ泣いてしまうことでお困りのhspさんのために、泣いてしまう原因と対処法を書きました。本来なら、泣いてしまうことを恥じることはないのですが、そのことで生きづらさを感じている人は多いでしょう。

どうか本記事を参考に、少しでも生きやすくなってくれれば幸いです。それでは、またお会いしましょう。

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