自分はhsp?それとも発達障害(adhd)?違いの見分け方と楽に生きる方法を紹介します。



こんにちは。社会福祉士のジョジョです。今日はhspと発達障害の違いについて、解説していきたいと思います。hspと発達障害は、どちらも感覚が過敏であったりと似通った性質を持っています。そのため、自分はhspなのか、それとも発達障害なのかわからないといった方や、どうすれば楽に生きられるのかと悩んでいる方も多いはず。今日は両者の違いや、判断方法をお伝えします。

hspと発達障害(adhd)の違い

hsp、そして発達障害について、両者の違いを簡単に説明します。

hspとは

hspとは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略語で、エレイン・N.アーロン博士が1996年に提起した言葉です。
ひと言でいえば、hspは繊細なな気質を持った人のことであり、うつ病などの精神病ではありません。hspの人は、物や音に敏感だったり、周りから気にしすぎと言われるほど、他人のちょっとした言動が気になったりといった特徴があります。

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発達障害(adhd)とは

対して、発達障害はれっきとした精神障害であり、脳に機能的な問題があるとされています。発達障害には様々な定義がありますが、ここでは、注意欠陥・多動性障害、英語でいうADHD(Attention-deficit hyperactivity disorder)について話していきたいと思います。

ADHDの方の特徴としては、特定の音だったり、肌触りなどに独特のこだわりがある、また忘れ物が多かったり、過集中などの症状を持っています。

hspと発達障害(adhd)の診断は?

hspは病気でないため、病院では診断を受けることはできません。hspの診断には色々な方法がありますが、
チェックシートで自己診断をするのが一般的です。

ネット上で探せばチェックシートは多数見つけることができます。多くは無料で利用できますので、自分がhspかも、という方はチェックしてみましょう。

対して発達障害は、脳の発達の障害となるため、診断は病院で受ける必要があります。ただし、外からみてわかるものではないので、心理検査などを用いるのが一般的です。

アメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル「DSM-5」や世界保健機関(WHO)の「ICD-10」(『国際疾病分類』第10版)などが有名です。

hspと発達障害(adhd)の見分け方

では、hspと発達障害はどう見分ければいいのでしょうか。大人の場合は、両者の違いを知ることである程度自分で判断できるかもしれません。しかし子供の場合は、まだ自分のこともよくわかっておらず、hspなのか、発達障害なのかわかりずらい部分があります。

hspは気質であるため病院で診断はできませんが、発達障害は病院でしか診断できません。どちらかわからないという場合は、医療機関を受診することで違いを確実に見分けることができます。

hspと発達障害(adhd)は併発する?

かたや気質であるhsp、そして障害である発達障害ですが、両者の特徴には似通ったものがあります。

例えばhspは、

  1. 生活や環境の変化に混乱する
  2. 短時間にやらなければならないことが多いと気が動転する
  3. 大きな音や雑然とした光景などの強い刺激が不快

といった特徴があります。

一方、発達障害には

  1. こだわりが強く、変化が苦手
  2. 物事を順序だてて取り組むことが苦手
  3. 感覚過敏

といった特徴があり、両者は似通った特徴をもっているといます。そして、hspと発達障害は併発することがあります。

私の場合は、HSP、学習障害、ASD、ADHDとすべて揃ったわけですが、コンプリートした!と思って話していたら笑い話になったり、同じHSPや発達障害がある方々とあるある話や困りごと話で楽しむことが最近はほんとに増えました。(障害者.com)

もしも自分がhspや発達障害(adhd)だったらどうすればいいの?

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では、もしも自分がhspや発達障害だとしたらどう対応すればいいのでしょうか。

私は両者ともに基本的な対応は一緒だと思います。まず一番大事なことは自己理解です。hsp、発達障害ともにそれぞれ個性があります。大事なことは自分にはどういった特性があるかということを知り、社会に適応していく方法を考えることです。

自分の持つ特性を持つことは、適応するための手段を探すことにつながります。

また、次に大事なのが周りに理解してもらうことです。hspや発達障害である人が困ることは、多くは仕事だったり、人間関係となるでしょう。

そんな時に大事なのが、自分の苦手なことや得意なことを周りに理解してもらうことです。自分の特性を変えようとすると、もの凄いエネルギーを必要とします。時には変えられないこともあるでしょう。

ですから、無理に自分を変えようとするのではなく、自分を理解してくれる環境の中に身を置くことにエネルギーを使うことをお勧めします。

また、同じ当事者同士で経験をわかちあう当事者会に参加してみたり、周りからの知恵を借りたり、本などで理解を深めてみることもお勧めです。

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二次障害に注意しよう

発達障害やhspである場合に気を付けて欲しいのが、2次障害です。2次障害とは、発達障害やhspが原因となって、うつ病や不安障害など、さらなる障害を発症することです。

例えば、発達障害やhspであることで仕事がうまくいかずに鬱になってしまったり、人間関係がうまくいかないことでさらなる精神病を発症してしまう、というパターンですね。

どちらも、人間関係だったり仕事のことで問題を抱えやすいために、二次障害を発症したというケースは決して珍しくありません。そうならないためにも、自己理解をしっかりと深め、対策をとっていくことが大切です。

終わりに

周りと違うことで、生きづらい思いをされている方も沢山いることでしょう。その中で一番大事なことは、自分の幸せを考え、自分が生きやすい方法を見つけていくことだと思います。

この記事を参考に、生きやすい方法を見つけてくだされば幸いです。本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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