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持続可能な精神第一回インタビュー「心に従う」

持続可能な精神のコツを様々な方にお伺いするこの企画「Sustainable Mentality」、略してSuMty。記念すべき第1回は、フィットネス器具ブランドSTEADYの代表取締役をしている、山田祐希さんです。

山田祐樹プロフィール

1986年、神奈川県生まれ。商社、客室乗務員を経て、現在はボディケア器具メーカー STEADY代表。
趣味は海外旅行、自然と触れ合うこと、運動。

山田さんが代表をつとめるSTETADYのホームページはこちら

山田祐希さんは、LGBTQである自分に悩みうつ病を発症。現在は回復し、社長として頑張っています。今日はそんな山田さんに、メンタルを維持していくコツをお伺いしました。

ジョジョ:山田さん、この度は第一回のインタビューを受けてくださりありがとうございます。

山田さん:こちらこそありがとうございます。まずは何から話せばいいでしょうか!?

ジョジョ:そうですね。まずは簡単な生い立ちをお聞かせいただいてもいいでしょうか!?

山田さん:わかりました。私は高校生まではごくごく普通の生活をしていたと思います。毎日元気に友達と遊んだり、勉強も頑張って、充実した毎日を送っていました。そんな生活が変わったのは、高校3年生の時です。

自分がLGBTだと気が付いた時

ジョジョ:一体どんなことがあったんですか!?

山田さん:当時、付き合っていた女性がいて、ある日ランチを食べていたら、ちょっと変な話なんですが、相手のパンツが見えたんですよね。その時私が持った感情って、嫌悪感で、気持ちが悪くなってしまったんですよ。思春期の男子だったら、普通全く逆の感情を持つと思うんですが。

その時、私はもしかして自分は変なんじゃないかと思い始めて・・。その思いが確信に変わったのは高校3年生の時。初めて男の人を好きになったんですよね。1個上の先輩に恋愛感情をもって。そこで自分がゲイなんだってことに気が付きました。

親は”おかま”と差別する人

ジョジョ:自分がゲイだと気が付いた時、どんな気持ちでしたか?

山田さん:本当にショックでしたね。特に強く頭によぎったのが、父親と家族のこと。父親は、テレビでゲイの人がでると、おかまと声にだして、ため息をついてチャンネルを変える人。

うちは兄と姉がいるんだけど、思春期の頃上手くいってなかったこともあって、自分はいい子でいないと、と思っていたのに、孫の顔もみせられないなんて、本当にショックで。

そんな気持ちのまま大学受験を迎えるんですけど、当然受かるわけなくて。自分なんて生まれてこなきゃ良かったと自分を責める毎日でした。パニック障害にもなってしまって、結局2浪してなんとか大学に入学しました。

ジョジョ:自分を責めながら過ごす毎日って本当に辛いですよね。私はギャンブル依存症ですが、依存症の場合は、治療だったり、自助グループに通ったりと治療をすることができます。ですがLGBTとなると、自分の努力ではどうすることも出来ないですよね。

山田さん:そうなんです。大学に通ってた時も、誰かと目を合わせることができなくて、しばらくの間マスク生活をしてました。それから、軽い顔面麻痺みたいになっちゃって。高校時代の恩師に会った時、思春期の一時的なものだから、時間がたてば治るといわれたけど、そんなわけないって思ってましたね。

心機一転、カンボジアへ

ジョジョ:大変な大学生活だったと思いますが、その中で心のために何かしていたことはありましたか!?

山田さん:とにかく色々なことに挑戦しましたね。いつまでもくらいままじゃ駄目だと思ってゼミ長をやったり、サークルで副代表をしたり。中でも大きかったのは海外に行ったことだと思います。

ジョジョ:凄いですね、山田さんの自分を良くしたいという思いが伝わってきます。海外はどちらに行かれたのですか!?

山田さん:僕は元から海外には興味があったんですが、行くならまずはヨーロッパがいいと思ってました。綺麗な建物だったり、街の景色に憧れがあったんですよね。でも、行ったのはカンボジアでした。

当時たまたま見かけたポスターにカンボジアの子供たちが移ってて、そのキラキラした笑顔に惹かれたんです。この笑顔に触れたら、自分も何か変われるんじゃないかって、そんな気持ちがありました。

ジョジョ:旅行への憧れが変わるくらい、当時の山田さんは思い詰めていたのですね。実際行ってみて、カンボジアはどうでしたか!?

山田さん:ものすごいカルチャーショックを受けました。持っているものでいえば、自分の方が圧倒的に多いんですよね。でも、カンボジアの子供たちは、貧しくても心の底から笑って、楽しんでました。

その笑顔に触れて、僕も久しぶりに心から笑うことができました。それから何度も東南アジアに足を運びましたね。海外にいる時が、本当の自分でいられる時間でした。

ジョジョ:海外が自分らしくいられる場所になっていたんですね。その後は、どうやって今に繋がっていくのでしょうか!?

山田さん:そんなこんなで、とにかく大学を卒業して、初めに商社に就職するんですけど、ここでの生活が全く自分に合わなくて、仕事が終わったらキャバクラ、風俗の付き合いがあって。自分にとっては地獄のような日々でしたね。

そこでも、自分がゲイであることを知られたくなくて、全然楽しくないのに、無理して楽しんでいるふりをしてました。でも心はついてこなくて、薬に頼ってなんとか精神を保ってましたね。

ジョジョ:自分に嘘をついて過ごす時間って、本当に辛いですよね。

山田さん:そうなんです。でもこのままではやっぱりいけないと思って、客室乗務員に転職を決意します。

ジョジョ:思い切った判断ですね。客室乗務員という仕事を選んだのはどうしてなんですか!?

山田さん:客室乗務員を選んだのは、旅行が好きだというのもありましたが、業界として多様性を受け入れる風土があって、ゲイである自分でも、自分らしく働けるんじゃないかと思ったのが一番ですね。

ジョジョ:そうやって自分で自分の環境を整えるために動けるところ、本当に尊敬します。

精神安定剤を敷き詰めてマレーシアへ

山田さん:ありがとうございます。でも、心の中では怖くて仕方なかったんですよ。就職して、マレーシアに研修に行くことになったのですが、キャリーバッグの半分は精神安定剤でした。

といっても、一度に沢山もらうことはできないので、色々な病院を初診として周って、かき集めたんです。それくらい不安しかなかった。

ジョジョ:キャリーバッグの半分が精神安定剤。凄いですね・・。実際のところ、研修はどうだったんですか!?

山田さん:これから、訓練についていけるかとか、ゲイとしてどうやっていこう。そんな不安で一杯だったんですが、変わりたいという気持ちが強かったんです。そこで思い切って、飛行機の中で自分がゲイであることを伝えたんです。その方はマレーシア人だったんですが、「そんなこと大したことないじゃない。」とそういってくれました。

そういうこともあって、少しずつ自分を受け入れることができるようになってきました。ただ、訓練の中ではやっぱり不安でしかたなくて、教官に自分のことを話したんです。その時言ってくれた言葉が、今でも心に残っていて、
「あなたはあなたのままでいんだよ。」「あなたがあなたらしく笑顔でいること。それが一番幸せなことなんだから」って。

多分その言葉って、今思えばあり触れた言葉なんですけど、当時の僕には凄く心に刺さったんですよね。自分を好きでいていいんだなって、そこから吹っ切れることができて、少しずつ周りの同僚には自分のことを話すことが出来るようになっていきました。

結局、訓練が終わってもキャリーバッグ一杯の精神安定剤は一度も使いませんでした。

ジョジョ:本当に、素晴らしい経験ですね。今、山田さんはSNSで自分がゲイであることを発信していますが、それもマレーシアでの経験が大きかったんでしょうか!?

山田さん:そうですね。同僚には自分のことを少しずつ伝えられていたんですが、まだそうでない方には伝えることができていませんでした。

自分がカミングアウトしたきっかけは、ちょうど今の会社のオーナーにマレーシアで会った時なんです。実は僕はゲイなんだってことを伝えたら、「それは自分の強みになるよ、周りの人に伝えたら?」と言われて、そこから始めて、SNSでカミングアウトしてみたんです。

ジョジョ:それは、本当に勇気があることだったんではないでしょうか!?カミングアウトした時、周りからの反応はどうでしたか!?

山田さん:本当に震える思いでのカミングアウトでしたね。でも、周りからの反応は自分の想像と違って、とても好意的なものでした。みんなが拡散してくれたり、暖かい言葉を沢山かけてもらいました。それからは、吹っ切れてどんどん自分のことを話せるようになりましたね。自分のことを否定しなくていいんだって、そう思えるようになりました。

自分の心に従って生きる

ジョジョ:本当に色んな経験をへて、今の山田さんがいるんですね。今は、何か自分の心のために心がけていることはありますか!?

山田さん:一番に心がけていることは、自分の心に従うということです。私は自分が強くないことを知ってます。だから無理はしない。疲れたなと思ったら、自分の好きなものに触れる。今は運動だったり、自然に触れることを意識しています。しっかり自分の心と向き合う時間を作ることを大切にします。

ジョジョ:やっぱり自分の心に従うってことは本当に大事ですよね。最後に、インタビューをご覧になった皆さんにメッセージをお願いします。

山田さん:今、自分は過去の苦しかった自分のように、苦しんでいる方が少しでも楽になれたらという気持ちで発信しています。どんな時でも、自分をいつわらず、心に対して素直に生きて欲しいと思います。自分が幸せでいれば、周りを幸せにできる。自分が幸せでいるために、色んなことに挑戦していって欲しいと思います。

ジョジョ:素晴らしいメッセージありがとうございます。これからも、山田さんの活躍を応援させていただきます。




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ジョジョ★

ココトモハウスの管理人。産業カウンセラー、行政書士、社会福祉士。はじめまして!ジョジョです!僕は自分の人生の中で沢山の痛みを受け取って来ました。自分が笑ってる時、誰かが泣いてるなんて、こんな悲しいことはないよね。 少しでも、心の...

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