hspの方で仕事に悩んでいる方は多いです。繊細な心を持ち、疲れやすい、そんな性質を持っているために、スピードや変化を求められ、悩みをいえない職場環境に、現代社会は生きづらいと多くのhspの方が感じています。
仕事をするにしても、人目が気になり、在宅で一人で黙々と仕事をしたいですよね。そのため、しがらみから離れ、フリーランスで仕事をしたい、と考える方もいます。今日はそんなフリーランスを目指すhspの方向けに、実際にフリーランスで働く方法を経営者である私が教えます。
hspがフリーランスになるメリットとデメリット
そもそも、hspはフリーランスに向いているのでしょうか。産業カウンセラーとしても活動する私が、hspがフリーランスになるメリットとデメリットを解説します。また、後程デメリットへの解決策も紹介いたします。
フリーランスになるメリット
フリーランスになることは簡単ではないですが、メリットは沢山あります。
人間関係で悩まない
フリーランスになることで、仕事をする相手を選ぶことができます。また、同僚や上司は当然いないので、職場での人間関係といったものに悩まされることはありません。
人間関係で悩みやすいhspの方にとって、これは非常に大きなメリットと言えます。
時間に縛られない
何事も丁寧に取り組みたい、また疲れた時に休む時間をゆっくり取りたいhspにとって、時間に縛られないというのは非常に大きなメリットです。
疲れたら好きな時に休めますし、仕事も納期に余裕があるものを選べば時間に追われることもありません。
長所を活かしてい仕事をできる
hspは、感覚が非常に優れています。色彩や五感、空間など、普通の人では気が付かない細かい点に気が付いたりすることができます。
通常の仕事では短所にもなりがちな自分の特技を活かすことができるのは、非常に大きなメリットといえるでしょう。
フリーランスになるデメリット
フリーランスになることは、メリットばかりではなく、デメリットもあります。
保証がない
当然のことなら、フリーランスは給与の保証はありません。稼いだ分は100%自分の売り上げになりますが、会社のようにただその場で働いていればお金が入ってくるということはありません。
プレッシャーに弱いhspにとって、固定給ではないことは大きなデメリットです。
営業力が必要
フリーランスになると、仕事相手を選ぶことができます。しかし、仕事がなければ、自分で営業をしていく必要があります。
人間関係で疲れやすいhspにとって、営業はなかなかに大変です。
一人で解決する力が必要
フリーランスは、全てを自分でこなす必要があります。困ったときに、最終的に会社が何とかしてくれる、というようなことはありません。わからないことは自分で調べて解決していく必要があります。
小さなことでも躓きやすいhspの方にとっては、自分で解決しなくてはいけない、というのはハードルが高いといえるでしょう。
hspがフリーランスでやっていくには?
メリットも大きいものですが、デメリットを読んで、フリーランスはやっぱり難しいのか、と思った人もいるかもしれませんね。
しかし、日本では約462万人の方がフリーランスで働いています。(2020年5月に内閣官房日本経済再生総合事務局の調査より)
時間やお金に縛られず、自由に働く!ということはやり方次第で決して不可能なことではないのです。
フリーランスで働くことを助けてくれるサービス
フリーランスになりたい!と感じている人は、仕事が取れるのかとか、一人でやっていけるのかと、みんな同じ不安を抱えています。ここでは、フリーランスとして働くことを助けてくれる便利なサービスを紹介します。
freelancenow
freelancenowは、クライアントとフリーランスの仕事のマッチングをしてくれるサービスです。hspの方が苦手な営業をしなくても、仕事を貰うことができるのですね。
さらに、freelancenowは利用料金が無料です。フリーランスになりたいけど営業が苦手という方はぜひ加入しておきましょう。
FREENANCE
FREENANCEは、フリーランスの仕事で失敗をしたり、クライアントからの入金がされないなどがあった場合に、補償をしてくれるサービスです。クライアントから入金されない、といった時でも、請求書の買取を行ってくれます。
こちらも無料で加入できますので、ぜひ加入しておきましょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、日本最大級のフリーランス向けの仕事紹介サイトです。ライター、デザイナー、エンジニアやデータ入力まで、多くの仕事が依頼されており、登録料無料で利用できます。
クラウドワークスだけで仕事をしているフリーランスもいる有名なサイトなので、登録しておくといいでしょう。
ココナラ
ココナラは、日本最大級のスキル販売サイトです。文字入力から動画編集、写真撮影など、ありとあらゆるスキルが販売されています。自分のスキルを登録することはもちろん、何かわからないことがあった時に、ベテランの方に聞くこともできます。
フリーランスで活動している方は、ぜひ登録しておきましょう。
freee
freeeは、開業届をだしたり、確定申告が簡単にできる会計ソフトです。フリーランスになると税金計算も当然自分でしなくてはいけません。
freeeは会計を知らなくても入力が簡単にできるのが特徴です。税金のことがわからない、という方でも気軽に利用できます。
フリーランスにお勧めの仕事
hspの方がフリーランスになるにあたり、向いている仕事となり方を紹介します。個人でスキルを磨いていくことは必要ですが、フリーランスだから絶対に無理というわけではありません。
ここでは、フリーランスとして仕事にすることに向いている職業、難易度や独立までの習得時間、収入の目安などを紹介します。
Webデザイナー
Webデザイナーはhspの方がもつ繊細な感覚をもつ感覚を活かせる仕事の一つです。特にWebデザイナーは、沢山仕事があるため、一度スキルを身に着ければ、かなり有利に働けると言えるでしょう。また、パソコンがあればリモートワークもでき、好きな場所で仕事をすることができます。
習得時間 | 100時間~ |
難易度 | ★★★☆☆ |
平均時給 | 1500円~ |
エンジニア
エンジニアは、かなりの学習時間が必要ですが、単価も高く、今後ますます人材が不足していくと見込まれており、こちらも一度スキルを身に着ければ、安定した収入が見込める仕事です。細かいところに気が付きやすいhspの方は、綺麗なプログラムを書くことができ、向いているといえます。
習得時間 | 300時間~ |
難易度 | ★★★★★ |
平均時給 | 5000円~ |
カウンセラー・キャリアコンサルタント
繊細で人共感性が高いhspは、カウンセラーやキャリアコンサルタントは適職です。
ただし、カウンセラーやキャリアコンサルタントとして独立するためにはかなりの営業力が必要です。まずはココナラやSNSなどで自分のお客さんを作るなど、ある程度お客さんを作ってから独立を考えると良いでしょう。
習得時間 | 50時間~ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
平均時給 | 1500円~ |
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ライター
言葉を扱うライターの仕事は、五感に優れ、表現力のあるhspにとっては適職です。時給単価としては低いですが、一人で黙々と作業ができるため、人間関係のストレスなく働けます。仕事も豊富にありますし、物を書くことはどんな仕事をしても役立てることがスキルとなります。
習得時間 | 150時間~ |
難易度 | ★★★☆☆ |
平均時給 | 1200円~ |
まとめ
仕事で大変な思いをしている方にとって、フリーランスになりたいという気持ちを持つことはあると思いますが、やはりハードルが高いと感じる方も多いと思います。今は様々なノウハウがネット上にもありますので、まずは副業としてスタートしてフリーランスを目指してみてもいいと思います。
自分にあった生き方を探して、ぜひストレスのない日常を送ってくださいね!