HSPの自分は精神科にいくべき!?診察を受けるタイミングとは?

shindan

産業カウンセラーのジョジョです。hspである自分は病気ではないか。たまにそんな質問を貰うことがあります。普通に生きているだけでこんなに生きづらいなんて、自分はどこかおかしいのでは?また極端に疲れやすいために、何か精神的な病気になっているのではないか、そんな考えを持つhspの方も多いことでしょう。

本記事では、hspは病気なのか、また病院に行くべきかどうかなど、hspと病気について解説します。

HSPは病気ではない

先に結論から言いますが、hspは病気ではありません。hspは心理学者であるアーロン博士によって提唱された心理用語であり医学用語ではありません。精神医学上の病気にはあたらず、本人が持つ気質であるというのが正確な回答です。

hspの診断には、23の質問を用いた診断チェックが有名だと思いますが、精神病の判定には、アメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)などが用いられるのが一般的です。

両者は判断基準が全く異なります。hspは気質であるため、病院で診断することはできませんし、見てもらったり、薬を貰ったり、診断書を貰ったりということもできません。

そのため、hspかもしれないと病院にいっても、今の生きづらさを解消することには結びつかない可能性もあります。

風邪のようにHSPにかかることがある?

では、HSPは例えば風邪のように誰もがなる可能性があるのでしょうか。答えはNOです、HPSは生まれながらにもっている気質であるため、後天的になるということはありません。

ただ、それまでの環境によってHSPであることを自覚せずにおり、環境の変化と共に周りとの差が出始めることで、自分がHPSであると気が付いたというパターンはあるようです。

最近では、著名な芸能人の方が自分はHSPであるということをカミングアウトし話題になりました。HSPでありながらも、HSPという言葉を知らずに過ごしている方もいると思います。

調子が悪いと思ったら病院にいくタイミング

hspは病気ではありません。しかし、かといって病院に絶対にいってはいけないということではありません。

hspの人より繊細で傷つきやすいため、うつ病や神経症を併発していたり、発達障害だったりということも珍しくありません。例えば夜眠れない状況が続いていたり、動悸がするなど、普段と違う症状がある場合は、精神的な病気にかかっている可能性がありますので、受診を考えていいタイミングです。

こんな症状が出ている時は要注意

寝つきが悪い、夜寝れない

いつも動悸がしている

物事に集中できない

うつうつとした気持ちが2週間以上続いている

うつうつとした気持ちが続いている

食事に味がしない

上記のような症状が出ている時は、うつ病などなんらかの病気を発症している可能性がありますので、受診を検討することをお勧めします。

hspにお勧めのクリニックは?

では、もし病院に診断に行く場合は、どういったクリニックがお勧めなのでしょうか。hspの方がクリニックに行く場合は、hspに対応していたり、理解があるクリニックがお勧めです。具体的には、ホームページ内でhspに関する情報を載せているクリニックです。

hspは病気ではないですが、最近ではメンタルクリニックもhspについて勉強しているクリニックが多くあります。hspについて勉強しているクリニックであれば、その後の診断もスムーズになるといえるでしょう。

また、いきなり精神科にいくのは勇気がいるという場合は、カウンセリングを利用してみるのもお勧めです。

hspで生活が辛い時は、自分なりの工夫を

もしかしたら、この記事を読んでいるあなたは、病気だと思いたいくらい辛い思いをしているかもしれませんね。そんな時はちょっとした工夫や知恵で毎日の生活を乗り切る工夫をしてみましょう。

すでに多くのhspさん達が同じような思いをしており、何と楽に生きる方法を色々と考えてくれています。ぜひ参考にしてみてください。

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